ばーちゃん死にそう

10月15日(火)



ばーちゃん死にそう




 うちのバーちゃんが死にそうです。それを知ったのは7時くらいです。
びっくりです。皆はやく教えてくれよ。 まったくもぉ
 飯をラーメン屋に食べににぃちゃんと行って。その帰りに
教えてくれました。
 「ばーちゃんが死にそうだ 腎不全で死にそうだ」
とね、、、
 その後 病院に行ったら親戚一同が集まっていた、、、、
俺最後、、、ウーン、、、

 ハグレ者??


 まぁ、、いっか、、皆に大きな声で話しかけてみろ
って言われたので

「ばぁーちゃぁーん」

て 言ったら
「はぁーい」

って返事しました、、もっとも意識は混濁してるので
それが限界みたいですけどね。

 その後9時までいたけど、、消灯なので、、
どうも、、後一週間もモタナイラシイ。。。

 俺も死のうと考えてたけど、、
あんなに親戚一同集まるなら迷惑だし、、考えちゃうなぁ。

 やっぱ、死んでもばれない。行方不明の方がいいかもしんない。
生きてるっていう希望もでるしね。

 そうだ!! そうしよう 行方不明者みたいに死ねばいいんだ。

 それなら葬式しなくてお金かかんないしね、、
死んでも金かかっちゃ申し訳ない。

 そうそう、、今日メールで聞いたんだ。
「俺と会わなくなっても出来るだけ俺の事を忘れないでいてくれますか?」

 そしたら
「絶対に忘れない存在だから、安心していいよ。。。○○よりおかしい人、他にいないって」

 って返ってきました。
僕は、、
「あー、、満足だなぁ 満ち足りてるなぁ、、、」
ってシミジミしました。。というか、、死んでもいいなぁって思った。

 
 だから、僕はふぃっといなくなって、、誰も気づかぬうちに
ふぃっといなくなりたいです。

 でも、キヨちゃんは僕のことを覚えててくれてます。
思い出の中の僕は元気です。 面白い事いっぱい言ってます。

 幸せとはこういうこと?

誰にも気づかれず、、誰にも覚えててもらえずに死んだ人も
いるし、 それを望んで死んだ人もいる、、

 僕のジーサンは僕が大学生のころに死んだ。
でも、覚えてるのはジーサンが死んだ最後の晩
ジーサンが病院から帰ってきて 居間に座ってた俺のところに来て
マターリした後
じーさんが立とうとして、立てなくて 後ろからヒョイって
立ち上げて 歩かしたら
 フラフラ〜と 歩いてジーサン部屋まで歩いて行く後ろ姿でした。
僕は「死にそうだなぁ」って 思ってましたが
 まさか 死なんだろう、、、

って思ってたら 朝 死んでた。

 ジーサンが死んだ時いっぱい人が来た。
ジーサンを偲ぶ人がいっぱい来た。

  あー ジーサンは生きててよかったなぁ。

って 思った。

俺は、、、